里帰り出産の記録です。
自分の記録にと、双子の出産を控える方の参考になればという思いで書いているので、手こずったことや知らなかったこと中心に書かれていると思います。
毎度長いですが、ご興味ある方読んでみてください^^
これまでの記事
里帰り出産をするまで(妊娠5〜6週:病院選び、検診の費用など) - 育児の雪かき
里帰り出産をするまで(妊娠7週:上司へ報告、里帰り先の病院など) - 育児の雪かき
里帰り出産(妊娠8週:Y病院で膜性確定、検診先の決定) - 育児の雪かき
里帰り出産(番外編:妊娠・出産は甲子園や青春という説) - 育児の雪かき
里帰り出産(妊娠20週〜:実家の出産準備) - 育児の雪かき
停電2日目(実家へ)
くたくただけど定時に出勤する。でも出勤前に夫に「今日も復旧しなかったら実家へ避難しようと思う」と相談していた。
夫も「それがいいと思う。休めそうなら自分も付いていく」という。
出勤してみんなに「昨日は大丈夫だった?」と聞かれる。昨晩復旧した人もちらほらいて、そういう人たちはなんとか気持ちを持ち直した様子だった。
いいな、電気通ってるんだ…本当に羨ましかった。昨日はほんとに暑かった。眠れなかったのが原因か、今までにないくらい足がむくんでいた。
停電したままだというと「明日は休み(わたしは水曜休みでした)だし、もう帰ってご実家とか行ったら?」と言ってもらえた。
ここではもう遠慮せず「実家に行きたいと思います。早退させてください」と言えた。ここでやっと!(今思えば)
母に連絡「何にもできないけど、来るならどうぞー」こんな感じだった。
台風の影響はまったく出てなくて、わたしたちの状況もまだわかっていないようだった(その晩報道されるようになったのか「大変だったんだね」と驚かれた)
夫に連絡し、夕方くらいには実家へ出発できるように支度していくことに。
急に悲しくなる
帰宅してとりあえずシャワーを浴びた。またお水をお腹にかけてきゅーっとなる。
この辺でだんだん悲しさが出てきた。それまでは「なんとか乗り越えなければ」「しっかりしなきゃ」という気持ちでわりと勢いがあったけど、それは火事場のばか力みたいなやつでちょっとハイになってたんだと思う。
だからやめればいいのに仕事にいって、これない人の分の仕事までしちゃったりして、たいした能力があるわけでもないのに頑張っちゃって助けてが言えなくて無理が出たという感じ。
シャワーを浴びながら泣く。泣いても電気は通らないとわかってても泣けた。
溜まった洗濯物、枕と(変わると眠れないわけではないんだけどこのときはどうしても枕を持って行きたかった。夫にも勧めた笑)、身の回りのものを持って実家へ。
高速に乗る前に街の中華屋さんで夕飯を食べて行った。ラーメンとチャーハンとかだった気がする。
通り一本とか、ちょっとした差で停電していなかったりしたので、この中華屋は停電を免れていた。
初めて入ったけど老夫婦が優しくて、なんにも聞いてこなくって、ラーメンがあったかくて美味しかったの覚えてる。
高速道路は混んでいたけど車内はクーラーが効いているし、お腹もいっぱいなので快適だった。
実家に着く手前で近所のスーパー銭湯に入っていくことにした。最高だった。
広くてあったかいお風呂に浸かってかつてなくむくんだ足をマッサージする。
シャワーのたびお水をかけてしまったお腹を見ていたら、お腹がウニュウニュと動いた。初めて見る胎動に驚いたけど、元気でよかったあと安心した。
ぐっすり眠る
両親が実家を冷房で冷やして待っていてくれた。ニュースが徐々に被害の詳細を伝え始めていて「大変だったんだね」と言われた。
里帰り中使わせてもらう予定の部屋に布団を敷いて寝た。涼しいし静か。自分のまくら。
部屋を暗くしたらすうーっと眠ってしまった。
TVの情報が欲しい人まで届かない
実家でテレビを観て思った。いままでは関係ない人だったから「こういうときは必要な情報がテレビで周知されるんだ」と思っていたけど、今困っている人には届きにくい状況なんだって想像ができていなかった。(甘いですよね。すみません。)
停電後、情報はスマホか車のラジオでとっているだけだった。スマホからラジオを聞くと充電がみるみるうちに減ってしまうので、あまり使わなかった。
携帯用バッテリーを持っていたのに充電してなかったことを後悔した。ラジオも、懐中電灯もちゃんとそろえてなかった。
TVはなんとか伝えようとしてくれてたのに、自分が受け取れなかった。昨今情報をあつめる方法はいろいろあるけど、わたしはまずTVで把握したいという思いがあった。
ラジオは春先に買った(台風のあとしばらく品薄だったよう)
これがあればもう大丈夫なんて全然思ってないけど、災害のときに何に困ったかを考えて「役に立たないかもしれないけど、あったら助かるもの」を揃えていきたいと思ってる。
参加しています。よろしくおねがいします。