妊娠5週:かかりつけの産婦人科で双子とわかる(ここでは産めないといわれる)
妊娠6週:双子確定、はやく病院選びをするよう勧められる(紹介状、母子手帳)
里帰り出産をするまで(妊娠5〜6週:病院選び、検診の費用など) - 育児の雪かき
妊娠7週:上司へ妊娠を報告、里帰り先のY病院での初診(帝王切開、手術日説明される)
妊娠8週:Y病院でもういちど健診(膜性診断の確定、妊婦健診する病院について)
上司に報告(メモを書いて渡せばよかった)
紹介状を作成してもらったときに、上司への報告ははやめに。可能ならもうすべしと言われていた。
かかりつけの先生は「双子で妊娠中のリスクが高い可能性があるし、申請できる産休期間も双子だと長くなるので、そういうのあらかじめ伝えておいたほうがいい。」と言っていた。確かに上司からすれば、仕事で無理をさせないこと・休み期間の間の調整することは早めにわかっていたほうが配慮しやすいだろうなと思った。
しかし早すぎない?
妊娠5−6週という不安定な時期に妊娠を報告して、妊娠に浮かれてる奴と思われるのもいやだし、報告したあと何かあったらその後どうすればいいかわからないなあとくよくよ悩んでいた。(後から考えれば悩む必要はないと思うけど、そのときは悩んでいた)
一般に妊娠報告の相場は安定してくる12週頃だと聞いて、さらにくよくよした。そして報告する上司が、春に異動してきたばかりの人で知り合って2ヶ月と経っていなかったので、そういう意味の不安もあった。
だけど数日後にはH市に行き、里帰りの段取りをすすめなければいけない。追加の受診などでイレギュラーな休みをもらうことにもなるかもしれない。(そして実際そうなった)さきに報告しておくしかないと思い、職場で上司と2人きりになれるタイミングを待った。
伝えたいことは何日も考えてまとめておいた。
・先日妊娠がわかって、双子だった、予定日は年明け
・里帰り出産を考えていて病院をさがしているところ
・つわりがではじめて、仕事中みなさんにご迷惑をかけるかもしれない
・産後も仕事を続けられるか、会社の利用できる制度などわからないのでいずれ相談させてほしい
ちなみに上司は女性で、自分の母親くらいの歳だった。あとから聞けばわたしと同い年の子がいるようだった。
退勤後、職場には上司、わたし、パートの方のみ。パートの方が席を外される様子がなかったので上司に「ご相談があるので、あちらでお話ししてもいいですか」と声をかけ別室へ移動をお願いした。
が、声をかけた時点で上司は怪しむような不思議そうな顔をしており、別室までの廊下で「なになになに」と言い出してしまった。ここだとパートの人に聞こえちゃうよな、と思いながらも仕方なく話し始めた。
わたし「この間妊娠していることがわかりまして」
上司「そうなの?つわり?大変よねしばらく大変だよ。そう、妊娠ねえ」
わたし「はい、それで双子だったみたいで、まだ確定したわけ…」
上司「双子ー?!あら、じゃあそれは大変だね、どうするの、どこで産むの?つわり大変だよねえ、がんばってね。いつかおわるからね。」
この辺までで「あ、なんか思ってたのと違う」という感じ、そして上司の声がめちゃめちゃ大きく、こりゃパートさんに聞かれたな。まだこの先どうなるかわからないのに。内心とても焦った。
わたし「里帰りしようと思っていて、実家がK県なので(どんどん小声になる)」
上司「そうなんだ、仕事は復帰するんでしょ?!(大声)」
帰宅後ぐったりだった。大声に動揺し全然伝えられなかった。いや、一応伝えられたかもしれないけど全然系統立てて話せなかったし、パートさんに変に一部分だけ聞こえてしまったような感じもするし、もうやだあ。と悲しかった。
わたしのイメージだと、早い段階での妊娠の報告というのはすごくシークレット度が高いものだった。自分の場合だけでなく、早い時期に他人の妊娠が思い当たる場合もあまりおおっぴらにしないのが普通(あるいはマナー)と思っていたので、自分の話が上司に拡張されて響き渡るのが結構ショックだった。
もうちょっと配慮してもらってもよかったよなあと少しだけ上司が恨めしかった。
でも、他人からしたら「たかが妊娠」である可能性も多分にあって、まあ上司がそういうタイプかは知らないけど。どんな人かまだよく知らない。
というかそもそもわたしと上司が出会って間もなすぎたのが原因だろうな!!!と思った。
メモを書いて、渡せばよかった。
・妊娠5週、予定日
・双子、里帰り
・つわり、産休
みたいな。
Y病院に電話して初診予約をする
総合受付に電話して
・そちらで出産を希望していること
・かかりつけ医からY病院へ話はしてあり、紹介状を作成してもらっていること
を伝えた。受け付けてくれる人に最終月経の日にちを聞かれたので伝えると、じゃあ来れる日を教えてくださいといわれ、あっさり予約日が決まった。
どうやら受け付けてもらえる?はっきり「ここで産めます」とは言われていないのでちょっと不安だった。
当日声をかけるように言われていた初診受付で紹介状を渡して、問診票のようなものを書いた気がする。受付のおばさんに(おそらくナース)「生理があと1日遅かったら、うけつけられなかったです。よかったね」ってこそっといわれて、受けてもらえそうな雰囲気をここでやっと感じて安心した。
初診は母が付き添ってくれた
妊娠がわかったその日に母には報告と相談をしていた。「まあできる範囲でお手伝いしますよ」と言ってくれ、とりあえずY病院の初診は母に付き添ってもらうことにした。
母は働いているけど、職場はY病院の近くだったので半日休みをとってきてくれた。
先生からの話
・膜性(どんな風にお腹にはいっているか)
エコーで膜性を確認して「胎盤が2つ、隔膜もあるタイプ」といわれた。かかりつけ医でも同じ話だったので、変わりないことを確認したようだった。
・合併症
切迫早産になりやすいこと、妊娠高血圧症や妊娠糖尿病、貧血がおこりやすいことなどをざっと説明される。まず知っておいてねという感じでの説明だけど、まだまだ双子に動揺している身にはこのような話はより不安というかどうなっちゃうんだろ感が強かった。
・膜性の確定をしてから妊娠の診断書を作成
なので来週もきてくださいといわれた。(上司に相談し休みをもらった。報告しておいてよかった)
・分娩方針
およそ37週台に帝王切開で分娩予定。前日に入院し、2日目に帝王切開しますと。
先に説明した合併症などあれば予定より早く管理的な入院もあり。
帝王切開なの?!
と驚くも、ここでそう言っても意味ないだろうなと思ってみたり、ほんとに?お腹切るの?とドキドキしていたら先生の説明がもう締めくくられていく感じがあって診察はおわった。
冊子とビデオ
入院出産の手引き的な冊子をわたされ、看護師さんに案内されて待合廊下で入院までの流れのビデオを視聴した。ビデオは双子用ではなく、一般的な流れのところ。陣痛のこととか、食生活とか、分娩費用とか。殆ど内容が頭に入らない。
来週も来るのか
今日のことだって理解しきれていないのに、来週またいろいろと決まったりすると思うと疲れた。つわりは軽い方だったかもしれないけど、絶えずだるさはあり、よく頭痛がして、眠気が強かった。パーフォーマンスが落ちているという思いがいつもあり、可能ならばずっと眠っていたかった。Y病院は馴染みのあるところだったけど、それでも不調の自分には巨大で、心細くて消耗する感じがすごかった。かかりつけの、ちいさな産院がなつかしく感じられた。こんなところにこれからも来るのか。ちょっと大変だな、なんとかできないか相談してみなきゃと思いながら自宅に帰った。
次回は妊娠8週、診断確定とこわい先生との出会いを書きます。
参加しています。よろしくおねがいします。