育児の雪かき

育児の雪かき

男の子双子2歳の育児真っ只中です。思ったことをそのまま書いています。

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気持ちを削るおしごと

わたしの仕事はサービス業で

わたしの職場を利用する人の一部には、当たり前のことのように

わたしの仕事内容が提供されるので

利用してるひとの中には

これがサービス、付加されている価値だとは思っていない人もいる。

 

今日はわたしの仕事を、本来は無いサービスだと思っておらず、怒りをぶつけてくる人がいた。

その人に対しては、すでにわたし達の働きが発揮されているのに、

その人は、

全然なってない。足りない、なぜこうならない、と腹を立てていた。

その人の言う なっていない、普通はこうあるべきだがなぜならない

という主張は、わたしからみると

個人の嗜好による意見で、この世のすべての正解ではなかったので、

そもそも、全員が納得する正解というものはないので(だからわたしの仕事があるとも言えるので)

わたしが提供できることが、その人の希望の全てを叶えられるわけではないことを、誤解を招かないよう説明し、しかし出来ることがあれば対応しようとしたけれど、

その人にはその人の正解というものがあって、説明と提案は受け入れられないようだった。

 

途中、その人から

もういい、あなたは来なくて良い

何もしてくれなくて良い

という発言もあって

サービスの利用者と提供側という立場でなければ、

そのままわたしも相手にそう言いたいくらいだったけど

それは出来ないことだったので

なんとか着地点をみつけて、

 

それも二転三転する訴えを聞き取りながら

 

退散してきた。

 

関係部署と上司に顛末を説明し、

その人が立腹されていたこと

わたしたちの行うサービスはすでに充分提供されており、これ以上の対応は困難だけどその人の満足いく説明や対応が出来なかったかも知れないと伝えた。

 

誰にも責められず、大変だったねと言われたけど

その後もずっと気分が苦しい。

 

立場上、

わたしは言葉を選び話すのに対し、向こうは言いたいことが言えた状況。

その人が放った言葉は、わたし達のサービスに対する建設的な批判や意見ではなく、ただの中傷だと感じられるような内容だったこと。

すでにわたし達が提供しているサービスがあり、ほぼ最大限だったが、なぜその人がそれを当たり前だと思い、もっと要求してくることができるのか。(わたしたちのサービスに対し追加の費用がかかることはない)

その神経、図々しさ。

わたしたちの仕事がオプションとして存在する場合には、お金を出したい、又は出せるという人だけがサービスを受けるから、

こんな言われ方はしないんじゃないかとか。

 

 

 

こんなコミュニケーションはおかしい。

あなたの言ってることは正しいと思えない。

そう言いたくても言えない。

 

わたしの仕事は、うまくいけば、

その人が抱えてる辛さを一時的にとか少し軽くしたり、生きることをささやかだけどサポートできる可能性がある。

しかし、わたしの仕事が大成功しても、その人の辛さの全てを無くすことは出来ないので

わたしが相手からつらい言葉が吐かれても、その事を思うと、わたしが相手にかける言葉は選ばなければいけないと思ってる。

 

わたしの職場の殆どの人が、このような状況におかれているので

今日わたしに起ったような出来事に、日々いろんな人が遭遇しているはず。

だから皆、そのような時には「そういうこともあるよね」みたいな気持ちでやり過ごすし、可能な限り頑張って、

その後は嫌だった気持ちを忘れられたら忘れて、としていると思う。

わたしも、普段はそう心がけていて、

相手から理不尽なことを言われても、

真にうけて芯から傷ついたりしないようにしてる。

ああ辛いことがあるんだろうな、

自分はこの人になにが出来るんだろうと考えるようにして、

そうやって仕事をしてるつもりだったんだけどな。