いつも気になってる「備え」
でも準備がすすまず、そもそも何からはじめれば良いのかわからない
図書館の新刊コーナーにあって「おしゃれで」「防災」??
気になり手に取ってみました。
著者のMisaさんは2018年の大阪北部地震のとき、6歳と4歳の小さい子どもを抱え被災した経験がきっかけで防災について考えるようになったそうです。
Misaさんはもともとは防災リュックすら持たず、防災についてなんとなく尻込みしていたと振り返られていました。
防災について自治体のパンフレットを読んだり、講習会に参加して勉強していくうちに
暮らしの数だけ備えがある と気がつき、くらしとセットで防災を考えるようになったそうです。
備えは、一度防災グッズをリュックに詰めたら終わりじゃなく(耳が痛いです)
備え続けられる防災グッズ選び、仕組み作りが大切だと本のなかでおっしゃっています。
・防災グッズは気に入ったものを選ぶ
→普段も使えるようなもの、好きだと思えるデザイン、毎日使うものが防災グッズとしてどうかという視点で見る
・仕組みづくりは慣れていることから
→防災グッズだからと特別な収納にしない、いつもの収納で
・「もしも」は暮らしの延長。被災時にいつもどおりにするためには?を考える
・完璧な備えよりも現実的な備えが大切
→詰め込みすぎて重たいリュックは背負えない 自分なら何キロ背負える?(子どもをかかえて)
など、ポイントひとつひとつが「ならわが家だったらどうだろう」と思えるようなテーマになっていて
困っていた収納も、紹介されていた方法では「インテリアの一部にするなら」という点から考えられているので
わが家の玄関の影にじっと佇むリュックも、つい目を背けたくなる状態なのですが
わかりやすく、手に取りやすく、いつでも使える状態にしてやりたい!と
わくわくするような本でした。
はてなブログにはたくさんの暮らし上手な方がいて、その方法を紹介されており
備えについてもたびたび記事が書かれていますが、
いつも楽しみにしている人のブログでも、タイトルが
「防災」「備え」だとちょっとドキドキしながらリンクを開き、
正しいことが書かれていてそうだよなあ、うちはできていない、でも正しいなあ…
とためになりながらもずきんとしてしまうことがあったりして笑
日々の忙しさを言い訳につい後回しにしていますが
日常を送るだけでも手一杯のわたしなのに
非日常である災害時、どうなってしまうのか…
いつ災害に遭ってもおかしくないこの国で、丸腰状態でいいわけないと
わかっていながら過ごしているわたしにとって
この本はためになりつつわくわくするという
ありがたい本でした。
本屋さんや図書館でみかけたら、パラパラだけでも手に取ってください^^
防災と書かれていなかったら、インテリアとかくらしのおしゃれな本だと思ってしまいそうなかわいらしい本です。
最後までお読みいただきありがとうございます^^