育児の雪かき

育児の雪かき

男の子双子2歳の育児真っ只中です。思ったことをそのまま書いています。

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未来のためにと思ってやったこと

先月から職場に、大学生がきて実習をしてる。年に数回そういうことがあって、

2−3週間のあいだ、2−3人でくるというやつ。

何校か受け入れをしているようなので、今月はA大学、再来月はB大学、という風に年間その時々違う大学の子がくる。

そして先日、職場復帰してから初めて学生を1日受け持つことになって、

学生のフレッシュさに自分のこころが少し洗われたり、学生をみる自分のまなざしに変化が起こったことを実感したので書いておこうかなと思って。

 

まず、

久しぶりに学生と1日過ごして、若いなと思った。

たとえば話し方とか、慣れていなくて緊張してる感じ(当たり前だけど)にそう思った。

つぎに、

こころが洗われたのは、わたしの仕事を1つ1つ丁寧にみて理解しようとしていたところ、わからないことを素直にわからないといって聞いてくれたところ。

そして、

素直にわからないと聞いてくれた、と感じたところが、自分が学生を受け持つ上で以前は薄かった感覚だなと思って、おどろいた。

 

自分が社会人になったとき、わからないことは自分で調べてから聞くとか、できないことをできないと言わないみたいな風潮が一部あって、それに押されて、わたしもそうでなければいけないんだ…と認識していた。

実際、以前の職場ではわからないことをわかりませんと言って聞くのが難しい雰囲気で、「察して」「なんとなく」やり過ごすことが結構あった。

でもそれって効率が悪かったり、不安が大きかった。(そして大きなミスの原因になりかねないと今では思ってる。)

 

それでもやっぱり以前(産休前)は学生を受け持って質問とかわからないことを聞かれると、自分で考えた方がよいのでは…みたいな気持ちが結構あった。

でも今回、わかりませんと言ってきた学生に「知ったかぶりされるよりいいな」とか「素直に聞けるって大事だよな」と感じる自分をみて、いろいろ変わったなと思った。

 

なぜこんなに感覚が変わったのかといえば、やっぱりこどもを産んで、彼ら(ミュウとミュウツー)と一緒に過ごしているというのが大きいと思う。

赤ちゃんのふたりは、最初は全く基本的に何もできない、わからない人たち。

自分で考えなさいと言っても意味がないし、いつか自分で考えて生きていけるように、今いろんなことを吸収しているんだということを目の前で日々実感させられていることが、今回のわたしの考えの変化に大きな影響を与えていると思う。

 

学生も、これから社会に出るために実習に来てるのであって、仕上がってる必要ないし、仕上がってるわけないよねと我が子をみて実感するようになったのかもしれない。

 

今回はいつもより学生が聞いてきたことについて、自分の知っていることはたくさん伝えて、話してみた。

学生が素直に聞いてくれたから、わたしも分からなければ一緒に調べたり、考えたりすることでわたしが新たに知ったこともたくさんあった。

 

1日のおわりに学生に、

前向きにいろんなことに取り組んで、そのためにわからないことをうやむやにしないで素直に聞いてくれたところがよかったです。

「わからない」と言うことは、年をとればとるほど難しくなるから、これからもそのいいところを続けて行ってほしい。「簡単に聞くな」とかいう人もいるかもしれないけど、あまり気にしないでください。(わたしもそうでありたい)

いつか誰かに教える側になったときには、聞いてきた人に自分の知っていることを惜しみなく教えてください。(わたしもそうしたい)

と伝えてみた。

実習の評価はどうしても課題とかカリキュラムに則ったものになっちゃうから、取り組む姿勢というのは評価されにくいだろうけど、

「あなたのこういうところがいいね」みたいなのって、言われた本人が嬉しければ、先何年もその人のお守りになるはず。と思って恥ずかしいけど言ってみた。。

その学生が今後もあのスタイルでいろんなことを勉強できて、仕事につながって、

いつか、誰でも気後せずわからないことを聞いたり、相談していい仕事ができる環境というのが少しでも増えて、みんなが自信をもって働けるといいなと思って。

わたしがつらかったこと(仕事を教えてもらえない、聞けない)を、この先の人たちが経験しなくてもいいようになればいいなと思ってつい、熱くなってしまった。。。

 

21歳でした。ちょうど10年前の自分かあ、と思うと自分もこんな感じ(かもっとひどかったのではとドキドキする笑)だったろうし、

やっぱり学生さん頑張ってるよねと応援したい気になって、わたしも、ずいぶん遠いところまで来たなあ、しっかりしなきゃなあと思わせてもらえるいい機会だった。

 

最後までお読みいただきありがとうございます^^